こんばんは。
なおき(@naoki_finance)です!
今日はテクニカル分析する際に使われるフィボナッチにおいて自分がつい最近まで理解していなかったために危うく失敗しそうになった話について書こうと思います。
(かなり初心者向けの内容になると思います)
フィボナッチとは?
そもそもこのブログを読んでいただいてる皆さまはフィボナッチはご存知でしょうか?
フィボナッチは、相場をテクニカル分析する際に使用するインジケータです!
※インジケータの代表的なものだと移動平均線やMACDなどがありますね。
フィボナッチと言っても様々なインジケータがあるらしいのですが、この記事で扱うフィボナッチは、フィボナッチ・リトレースメントのことを指しています。
このカラフルで左端に数字が並んでるやつがフィボナッチ・リトレースメントです。
このフィボナッチをどのように使うのかといいますと、主にトレンドが発生している相場において「どこまで上がる/下がるかな~?」とか押し目を形成している場面で「どこで下げ/上げ止まるかな~?」なんていうのを判断するときに使います。
例えば現在の(一番右の)ローソク足は、0.382の水平ラインと0.5の水平ラインの間にいます。これがどこまで上がるか下がるかは本来誰にも分からないはずなのですが、世界中の人がこのフィボナッチを見て「どこまで上がる/下がるかな~?」と予測しようとしているのでフィボナッチのそれぞれのラインで反発される可能性が高いです。(どのインジケータもそうですが絶対はないです)
なので現在の価格から上がったら0.382のラインで、下がったら0.5のラインで反発する可能性があります。
そしてこのフィボナッチの引き方ですが、フィボナッチ・リトレースメントのインジケータを選択し、安値から高値を結ぶと引くことができます。(今回は赤丸Aの安値から緑丸Bの安値で引いてみました)
超ざっくり説明するとこんな感じです。
何を理解していなかったのか?
では私は何を理解していなく、失敗しそうになったのでしょう?
このフィボナッチですが、先ほど安値から高値を結ぶと引くことができると書きましたが、実は高値から安値を結んでも引くことができるのです!!
なんのこっちゃ?と思った方もいらっしゃるかと思いますが、ここでみなさんに質問です!
安値(上図赤丸A)から高値(上図緑丸B)を結ぶのと高値(上図緑丸B)から安値(上図赤丸A)を結ぶのとで違いがあると思いますか?
① どちらも結局AからBを結んでるのだから同じフィボナッチを引くことができる。
② 安値から引くのと高値から引くので向きが違うから別のフィボナッチとなる。
では答えを見るために先ほどと同じチャートで高値から安値に向かってフィボナッチを引いてみます。
いかがでしょう?もうお分かりだと思いますが、正解は②です。
安値から引いた場合ですと現在のローソク足が0.382のラインと0.5のラインの間にあったのに高値から引くと0.5から0.618の間にありますし、フィボナッチが上下反転(色や数値を見てください)しているのが分かると思います。
同じ安値と高値を結んだとしてもフィボナッチを安値から引くのと高値から引くので意味が違ってくるということです。
ですので相場の形によって引く方向があるということなのです。
自分は、ずっと①だと勝手に思っていた(今思うとなぜそう思っていたのか疑問なのですが)ので適当に引いていました。
前の記事にフィボナッチ見てXEMをいい値で買えた~( ・´ー・`)ドヤって言ってたのですが、実はこれ逆でした。たまたまでしたΣ('◇'*)エェッ!?すいません(つд⊂)ゴシゴシ
結果的にはよかったのですが、危うく失敗するところでした。(テクニカル分析的としては失敗してるか・・・)
詳しい話は例のごとくまたググっていただければ詳しい解説されている方がいらっしゃいますのでそちらを見ていただきたいのですが、結論を言いますとフィボナッチを引くときは、上昇トレンドとして見ている時は安値から高値に引く、下降トレンドとして見ている時には高値から安値に引くものだということです。
これをしっかり守らないと世界中のトレーダーと見ているラインが違うのでうまく相場の転換点をつかめず損することも予想されます。
せっかく先人たちが素晴らしいインジケータを作ってくれても使いこなせなかったら意味ないですね。もっと勉強しようと思いました。
みなさんはこの記事を見て笑ってくれたらいいのですが、もし自分と同じように分かっていない人がいたり、これからフィボナッチを使ってみようと思う人がいたら注意してくださいΣヾ( ̄0 ̄;ノ
自分は間違って使ってしまいましたが、実際はとても使えるインジケータですよ!!
ではまた。
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