コンニチハー((((o´ω`o)ノ
なおきです!
2017年11月10日に日経カンファレンスルームで行われたRipple's XRP Tokyo Meetupに行ってきましたのでまとめていきたいと思います!
(写真の画質は相変わらず悪いですが、自分のスマホの限界です。笑)
開場
まず、18時半ごろから入場が始まったようで自分は、19時前に会場に着きました。
平日の夜ということもあってかスーツで来場されている方が多かった印象です。
19時からミートアップ開始かと思っていたのですが、最初の1時間くらいは、歓談タイムという感じで立食形式のお寿司や肉類、サンドイッチなどの料理やビールやワインなどのお酒などが振舞われました。
調子良く飲んでいた人は、ミートアップの内容が入ってこなかった方もいらっしゃるかもしれません。笑
ミートアップ開始
そして、Ripple社のEmiさん(@emy_wng)の司会でいよいよミートアップ開始です。
ミゲルからのプレゼンテーション
Ripple社の責任者であるミゲルのプレゼンがありました。(Emiさんの通訳)
Ripple社のビジョンは「価値のインターネット」である。
現在では、新たな送金ニーズが生まれています。
- シームレスでグローバルであること。
- 即時性があること。
- 確実性があること。(現在の送金では10%程度も送金がうまくいかずお金が戻ってきてしまうということでした。びっくりですね)
- 低コストであること。
これらを解決するためにRippleは3つのプロダクトを用意しているということです。
1.xVia
2.xCurrent
xCurrentは、効率的に送金を処理するプロダクトで100を超える金融機関顧客がいる。この顧客の中にはSBIやMUFGも入っている。
3.xRapid
xRapidは、流動性を調達するプロダクトでノストロ口座の削減やリアルタイムの送金を実現することで流動性コストの削減を行います。
Rippleがアメリカとメキシコで国際送金の実験に成功したと発表しているのはみなさんご存知だと思います。自分はこの送金をRippleのネットワークを通して銀行間で直接行っていると思っていました。しかし実態は、現地のフィアット通貨とXRPとの交換は現地の取引所で行い、実際の送金は取引所間で行うということでした。取引所がとても重要な役割を担ってきますね。
そしてXRPは送金に最も適したデジタルアセットである。
とにかく、送金スピードが速く、低コストであり、ビットコインにはこれは不可能であるということです。
国際送金は、これから大きく成長する分野であるが、既存のインフラは顧客のニーズに答えられることはできないので送金に最も適したデジタルアセットであるXRPがソリューションを提供していくことで国際送金における問題を解決していくということでした。
EmiさんからのQ&A
続いてQ&Aに移りました。
※ここからは文章ばかりになってしまいますが、ご了承ください。
まずは通訳をしてくれていたEmiさんからミゲルへの質問です。
Q.いつ月に連れて行ってくれるのか?(to the moonはいつか?)
A.Ripple社としては短気的な価格の上昇にはフォーカスしていない。XRPがいかに有用で市場の流動性を高めることにフォーカスしている。
Q.xRapidは国際送金の実験などを行い、確実に前進しているが、実際に使われるようになるまでに何が必要か?
A.大きな金融機関などに商用利用で使われるためにはインフラの変革が必要である。1つは、規制当局のガイドラインの整備がなされなければならない。大きな金融機関は不確実性を好まないので規制における確実性が求められる。2つ目は、仮想通貨のデリバティブが必要である。3つ目は、セキュリティが必要である。これらが揃えば大きな金融機関が仮想通貨を実際に使用していく基盤が整うと考えている。
Q.Ripple社は発行済のXRPの60%を保有しているが、それを今後どのように使用していくか?
A.1つ目として四半期レポートで明確に示しているように少しずつ市場に売っている。しかし、その額は市場のボリュームに比べて少量である。
必要条件になる。そのため、レンディングを重要視している。
A.5月に発表した通り、Ripple社は保有分の大部分を年末までにロックアップすると発表していた通り年末までに確実に実行する。(明確な時期は回答できない)
ロックアップすることにより、市場に対してXRPの供給の確実性を提供できるので市場の参加者からは好評である。
Q.ミゲルは日本の市場をどのように見ているか?
A.日本市場は最も重要な市場の一つである。その理由としては、以下がある。
1.日本ではSBIホールディングスとのパートナーシップによって成功している。内外為替一元化コンソーシアムによって61行の銀行が参画しRippleのソリューションを活用しようとしていること。
2.日本の規制当局は、ブロックチェーンや仮想通貨の活用に対して積極的であり、Ripple社としても規制当局と親密に付き合っていかに送金のシステムを良いものにしようとしていくかという活動をしているので金融庁の取り組みは非常に好感を持っている。
Q.日本のXRPのファンについてどう思うか?
A.日本のみなさんは単なるファンではなく、時にやさしく、時に厳しいこともあり、Ripple社の一部、またはファミリーであると考えている。Ripple社が成し遂げようとしていることは非常に難しいことなので非常に優秀なチームで活動をしているが、夜遅くまで働いているときでもTwitterなどで応援メッセージをいただくことですごく救われている。特に日本のみなさんは、4、5年前からRippleを応援してくれている方も多いのでみなさんと一緒に取り組んでいると思っている。
Ripple社メンバー紹介
Emiさんからの質問はここまでで、Ripple社のメンバー紹介がありました。(自分はこの時間にトイレに言っていたのでここは聞けてない笑)
来場者からのQ&A
来場者からのQ&Aに移りました。
みなさん積極的に質問されていましたね。
Q.今までいろいろな規制当局や金融機関の方と話をしてきたと思うが、一番大変だと思ったことはなにか?
A.規制当局にいかにRipple社がやろうとしているビジョン(既存のシステムを壊すわけでなく、より良いものにしていくか)を理解してもらうことが大変であった。
Q.送金におけるラストマイルの問題をRippleはどう解決できるのか?
A.Ripple社としてはフォーカスが重要ということで先進国において国内送金の環境は整っているので国内送金というよりは、国際送金のインフラをより良いものにしていくことにフォーカスしている。
Q.銀行間送金によるRippleを使うことによるメリットは理解できるが、ビジネスの分野では銀行を介さずに企業間で直接取引することも可能である。その場合、銀行が不要になるのではないか?共存できるのか?
A.オープンソースのテクノロジーとして企業間送金も可能であるが、あくまでRipple社としては銀行間送金にフォーカスしている。将来、いろいろなテクノロジーが生まれて企業間送金が行われるようになるかもしれないが、それはRipple社としてはコントロールすることはできない。結局、金融機関はフィアット通貨を使用するのでそれを置換できるものではない。
Q.Ripple社の社員は、XRPで給料をもらっているのか?
A.以前はそういう仕組みもあったかもしれないが、現在はそのような仕組みはない。
Q.今はどのようなチャレンジをしているか?
A.Ripple社の子会社がレンディングの窓口になるが、レンディングをするに当たってその相手の細かいプロセスのKYCを経る必要があり、想定していたより苦労している。仮想通貨をレンディングをしていること自体、業界でアクティブにやっている人たちもまだいないので規制や税、コンプライアンス面を整備するのに苦労している。
Q.個人がXRPを持つ意義やメリットはあるか?
A.今はXRPを世界中の金融機関と提携することによって流動性を上げることにフォーカスしている。将来的には、途上国においてフィアット通貨を使うよりもXRPを使ったほうが良いということもありえるのでそうなれば個人が持つメリットが大きくなる。
みなさんは、XRPを持つ理由としてはリッチになりたいからとうこともあるかと思いますが、Ripple社としては価格はフォーカスせずに何より流動性を上げることにフォーカスしている。一般の投資家のみなさんがトレードをすることによって流動性を上げていることはXRPのエコシステムにおいて良い影響を及ぼすことはありがたい。
SBIVCからのスペシャルゲスト
ここで質問コーナーは終わり、SBIバーチャルカレンシーズのマーケティング担当である三宅さんがスペシャルゲストとして登壇されました。
ここではSBIVCのオープン日が発表になるか。。。と思いきや、まだ言えないということでした。笑
ただ、SBIグループの看板が背負っているので万全の体制でオープンするために社員一同頑張っているということでした。期待しています!
また、ビットコインだけでなくもちろん、XRPも取り扱っていくということでした。
それからハッシュタグ #SBIVC でTweetをしてどんどん要望を上げてほしいということでした。
気づいたことはどんどんTweetしていきましょう。
最後にスライドに表示されたハッシュタグを早くTweetした人には景品が出るゲームがあり、ミートアップは終了となりました。
最後に
今回のミートアップでは、ここだけの新しい発表などは無かったのですが、Ripple社のメンバー自らが語り、さらに市場の価格には注目せず、あくまでも自分たちのビジョンを持って活動していることが知れてとても良い印象でした。
また、ミートアップ後、有志の交流会にも参加させていただき、リップラーの方に話も伺いましたが、みんなXRPが革新
的であり、必ず国際送金を変えてくれると強く語っており、みなさんの団結力がうかがえました。
ミゲルが言っていたファミリーというのも頷けます。
仮想通貨は、IT革命以来の世界を変えていくテクノロジーだと言われていますが、まだ世界に浸透しているとはいえない状況であるのでXRPが世界を変えていく一番手になっていってくれたら良いなと感じる1日でした。
自分も聞き逃している部分もあると思うので100%の精度ではないことをご了承ください。
誤記などありましたらご連絡いただければと思います。
では今日はこの辺で。
#tokyoxrpmeetup